広告ビジネスへの不信感
前回の記事で「無料アプリで広告を出すより、安価な有料アプリにすべきだった」と書きました。有料アプリで公開したほうが、「無料でアプリを使っているにも関わらず批判ばかりする所謂アンチ勢力を避けることが出来る」なんて意見も耳にしますが、自分としてはアンチを避けるためというような理由ではなく、5年程度やってみたから分かったことですが広告表示で収益を上げるというビジネスモデル自体がいろいろ不明瞭な点が多く納得できないからというのが理由です。有料アプリであればアプリを購入した人が確実に存在するので分かりやすいですが、アプリ広告が何回見られたかとか広告が何回クリックされたかとか本当のところは開発者には分からないので、Youtubeなんかも同じですが、そういう不明瞭な評価が自分にとって納得しづらいという理由で有料アプリにした方がよかったなぁと思っています。
どう感じるかはこの記事を読む人次第ですが、自分が体験した不思議な事象をいくつか書いてみます。
ダウンロード数が増えない不思議
この記事を書く切っ掛けにもなったのですが、最近当ブログに流入する検索ワードの順位が大幅に変わりました。以前の記事に書いたように当ブログに流入してくる検索ワードは圧倒的に「マンカラ」関係が多かったのですが、最近「消える まるばつ」がトップになりました。
iOSアプリで「サドンデスまるばつ」というアプリがリリースされたのが原因のようで、それに伴って以前公開していた「消える三目並べ」というアプリの記事へのアクセスが急上昇したようです。
上の画像は先月と今月の当ブログへの検索流入ワードランキングです。以前の自分なら「よし、この波に乗って『消える三目並べ』アプリをリニューアルしてみるか!」なんて考えたかもしれませんが、アプリの記事へのアクセスが必ずしもアプリのダウンロードには繋がらないことを経験しているので静観しているところです。
と言うのも、下の画像がマンカラアプリのアクティブユーザー数の推移のグラフですが、最高で20人ぐらいで推移していて、当ブログで最も参照されている記事で紹介しているアプリにも関わらず、ほぼ最もアクティブユーザー数が少ないアプリになってしまっています。「検索で辿り着いた人がわざわざアプリをダウンロードしないよ」という意見もあると思いますが、関心を持って辿り着いた記事で紹介しているアプリなら「一度ダウンロードして試してみようか」とならないですかねぇそれに、いきなり急上昇した「消える三目並べ」と違って、マンカラの記事はもう何年も当ブログでトップのアクセス数なので増えていってもいいと思うのですが不思議です
マンカラアプリは5段階評価で5の評価を2つ貰っていますが、レビューコメントが無いのでGoogle Play上では表示されていません。自分がマンカラというゲームを初めて知った時は何種類もマンカラアプリをダウンロードしまくったのでなんか納得できないんですよねぇ
ユーザー数が急上昇して急降下する不思議
今度は自分のアプリの中でもっともアクティブユーザー数が多い5五将棋アプリのアクティブユーザー数の推移です。自分のアプリの中の稼ぎ頭です
たしかリリースして数カ月後のことだったと思いますが、いきなりユーザー数が急上昇してその後何かの間違いだったかのように急降下して、未だにその時のユーザー数を超えていません。この時、アプリ広告は既に付けていましたが広告収入の急上昇はありませんでした。さっぱり原因はわかりません。不思議だと思いませんか?
広告収入が急上昇して急降下する不思議
今度は前回の記事で事情を説明したように、現在非公開になっている禽将棋アプリに関するグラフです。
5五将棋アプリのケースと違って、アプリのダウンロード数は増えてないのにリリースしてすぐに一日だけ広告収入だけが急上昇しました。ダウンロード数が全然増えていないのに一日600円も広告収入を貰えて、その後はグラフの通り僅かな収益で推移していました。これは極少数のユーザーが一日だけハードに使いまくった可能性はあり得ますが、当時はインタースティシャル広告を付けておらずバナー広告だけだったし、バナー広告だけで一日600円って、ユーザー数も数人だったのでこれも不思議なんですよねぇ
実態の分からない広告収益
以上、見てきたように広告収入なんてかなりいい加減なものだと思っています。極一部のユーザーによる恣意的な操作も出来るでしょうし、それをやっているのがgoogleならマッチポンプで問題だと思いますが、アプリの宣伝のためにgoogleにコストを支払ってランキング上位に表示させてダウンロード数を増やすことには別に問題はありません。疑問があればもしかしたらgoogle側に情報公開を請求できるのかもしれませんが、その情報自体の真贋も自分自身では確かめようがないのでやろうとは思いません。
ということで、広告収入を当てにして無料アプリとして公開するのではなく、有料アプリとしてに公開する方が何かと納得できるのではないかという体験者からの一つの見解でした。